内観 〜 お金が欲しい 〜
とりあえず悟りを開いてみようとしています。
内観:悟りを開くための手段の一つ
いろいろ調べてゆくと、どうも「内観」と言うものが悟りを開くのには良いらしい。
理屈としては
- 人間は生まれたのち、知識や常識を身につけながら、「自我」を形成していく
- この「自我」は本来人の持つ「無我」を隠していってしまう
- 「自我」は「無意識」として人の行動を自動化する
- 暗黙の了解や常識で真理が隠されるように、「無意識」は「無我」「有意識」を隠す
- 「なぜ私はこうなんだろう?」と内観し、「自我」の深くまで探求してゆくと、「自我形成」のきっかけにまでたどり着き、そのことで「無我」に気づき、「自我」を意識できるようになる
- 「無我」とは「真理」を知るもの = 「悟り」の状態である
内観により「無我」にたどり着くことが「悟り」に至る道なのだろう。
悟ってもいない私には理屈を述べるだけが精一杯だが・・・。
内観の方法
ネット情報によると、内観には方法があるようだ。
その方法とは
- 母や父、または親代わりの人、兄弟などの身近な人との関係を思い出してゆく。
- 思い出す時期は、幼少期、小学生時、中学生期、高校生期、成人してから・・・など、時期を区切ってやっていく
- 思い出す内容は、①相手にしていただいたこと②相手にして差し上げたこと③相手に迷惑をかけたこと
- 一人の相手に対して2度は同時期、同内容を思い出すと良い(内観がすすむと、同じことも違う見え方になる場合もあるため)
このように内観はすすめられるようだ。
しかし私は、私の欲の内観をしてみた。
欲の内観〜「お金が欲しくてたまらない」
私はとにかくお金に対する欲が強い。
先に明らかにしておくと、私の人生で、お金に不自由しない状態などただの一度もなかった。
常に貧乏
それが私とお金の関係です。
(厳密に言うと、これも考え方の問題なのですが・・・。単純に「足りない」と思えば足りないし、「足りている」「満足だ」と思えば足りている。多くの場合、この考え方の違いさえ身につければ、「お金が欲しい」と言う欲は減っていきます)
私は、いつも「お金が欲しい」と思っています。
ですから、幾度となくだまされもしました・・・。
- ◯◯◯◯に◯ー◯するだけで月収100万円!!
- あなたの常識を◯◯◯するだけで、時給3万円!!
- 労働からの解放!不労所得の作り方!!
などなどの、怪しい情報にすぐに飛びつき、結果、数万円から数十万円を支払い、収入にはならず・・・・。こんなことを繰り返していました。
(ネットビジネス起業系、ネットビジネスノウハウ系、ネットビジネスツール系、投資ノウハウ、副業系・・・この辺はかなりプロのノウハウコレクターです汗)
なぜ、私はこんなにも「お金」を求めるのか?
内観をし、その欲の根源が見つかれば、この欲も消えるのかもしれない。
お金に対する私の記憶を辿っていくと、いつの時期でもある共通した思いがあった。
それは
自分の持つお金が、人より少ないことを実感する体験をして、自分はお金を持っていないことを人生で何度も繰り返し感じていた
というものであった。
- 同学年の友人よりも小遣いの金額が圧倒的に少なかった
- 友人とラーメンを食べに行き、みんなはチャーシュー麺を頼んでいるところ、自分はラーメンを頼んでいた(手持ちではそれしか頼めなかった)
- 親からもらうお年玉よりも、親戚からもらうお年玉の方が多く入っていた(親に理由を聞くと、うちはお金が無いんだからしょうがないでしょ!との回答に、我が家にはお金が無いんだと子供心に心配した)
- サッカー少年期、友人たちは親にマイボールを買ってもらっていたが、自分は買ってもらえなかった(お年玉と同じ理由・・・うちにはお金が無い!)
実際にお金はなかったのか?
それは、今となっては問題では無いだろう。
問題は、「お金が無い」ことを感じさせられてきた自分が、その都度「どんな思いを募らせてきたのか?」と言う点だ。
冒頭の「自我」と「無我」を当てはめてみよう。
「自我」・・・自分(我が家)にはいつもお金がない、と言う常識が無意識レベルにまでしみ込んでいる状態
「無我」・・・「自我」を剥ぎ取った結果現れる、真理を知る状態
ここまできて、「無我」の状態を知らないために説明できないという・・・。
内観結果〜「お金は足りなくはない」
内観によって、私は、私が持つお金の量を、実際の金額などではなく、人とのお金以外の比較で測っていたことがわかった。
それがわかった後で、いまの生活に必要なお金を計算し、収入と貯金などを棚卸ししてみた。
すると、お金はあまりはしないが、全く足りないということもないことがわかった。
以前は、お金に対する依存心?が強く、常にお金を求めていた。
今は、お金から自由になったことを感じているし、お金に執着することにバカバカしさすら感じている。
(だからと言って、お金が必要ないとまでは言えないのも事実。)
お金に対する欲は、私の場合かなり強いこともわかっている。
この内観は、またしばらく続けてみよう。見え方、考え方が変わることもあるかもしれない。